“推合”の読み方と例文
読み方割合
おしあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
停るも道理や三十九番館の前にはおよそ二三百の人集り巡査の制止をも聞かずして推合おしあえる程なれば馬車は一歩だも進み得ぬなり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
かの者止まらず、彼に此に耳を傾け、また手を伸べて與ふればその人再び迫らざるがゆゑに、かくして身をまもりて推合おしあふことをく 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
木戸のかた一団ひとかたまりになりて、数百すひゃくの人声推合おしあえり。われはただ茫然としてせむすべを知らざりき。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)