採集さいしゅう)” の例文
また、りすのを集めたり、めずらしい植物を採集さいしゅうしてきては、兄さんたちにその名をきいて、たくわえておきました。
ジェンナー伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
それだけじゃありません、いろんなかぶとむしにもわたしは気をとられていました。わたしは採集さいしゅうにかかりましたが、なかなかきれいなのがいました。
富士男の一行は左岸の林中に、ストーンパインを発見したというではないか、そうすればぼくらは、ゆくゆく果実を採集さいしゅうする便宜べんぎがある。一挙両得きょりょうとくじゃないか
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「なにをいってんだい。ぼくいろいろなむし採集さいしゅうして標本ひょうほんつくるんじゃないか。」
黒いちょうとお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
もう一つの木は、南米およびその付近ふきんの島だけに生ずる、アルガロッペとしょうするもので、これも酒をつくることができる、一同はゴルドンの指揮しきしたがって、この二種の木の実を採集さいしゅうした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
とちゅうでったしゃこを焼いて晩めしをすました、六時は過ぎたが進潮でしおまではまだ三時間もあるから、モコウはストーンパインを採集さいしゅうして諸友へのおみやげにしようと森のなかへはいった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)