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挺立
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ていりつ
ふりがな文庫
“
挺立
(
ていりつ
)” の例文
さればわが
昨日
(
きのふ
)
遙かに
御嶽
(
おんたけ
)
の秀絶なる姿を群山
挺立
(
ていりつ
)
の
中
(
うち
)
に認めて、雀躍して
路人
(
ろじん
)
にあやしまるゝの狂態を演じたるもまた
宜
(
むべ
)
ならずや。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
私の眼は富士の左の方に一際高く
挺立
(
ていりつ
)
しているかと想われる
稍
(
や
)
や円錐形の山に惹き付けられた。北の槍ヶ岳のように
怪奇
(
かいき
)
ではないけれども、
凜々
(
りり
)
しく引き締った威厳のある山だ。それに高さも高い。
北岳と朝日岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
群山の上に
挺立
(
ていりつ
)
すること數百尺、雲は斜にその半腹を帶のごとく卷きて、空の
碧
(
みどり
)
、日のかゞやき、ある時は茶褐色の衣を着け、或時は
深紫
(
こきむらさき
)
の服をかさね、
朝
(
あした
)
は黄金の寶冠を戴きて
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
挺
漢検準1級
部首:⼿
10画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“挺”で始まる語句
挺
挺身
挺子
挺然
挺身隊
挺櫓
挺出
挺頭
挺特
挺艪