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振絞
ふりがな文庫
“振絞”の読み方と例文
読み方
割合
ふりしぼ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふりしぼ
(逆引き)
土堤下の草地で醜く酔い痴れた数組の男女が、
涸
(
か
)
れた声を
振絞
(
ふりしぼ
)
っていた。厭なことだ。今日は何も為ずに寝る、明日は早く起きて推敲を急ぐだろう。
青べか日記:――吾が生活 し・さ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
市郎は我を忘れて
蹶
(
は
)
ね起きた。精一ぱいの声を
振絞
(
ふりしぼ
)
って、「助けて
呉
(
く
)
れ。角川市郎はここにいるぞ。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
獣
(
けだもの
)
とも鳥とも附かぬ奇妙な声を
振絞
(
ふりしぼ
)
った。
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
振絞(ふりしぼ)の例文をもっと
(4作品)
見る
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
絞
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
“振”で始まる語句
振
振舞
振返
振袖
振向
振顧
振分
振廻
振子
振翳
“振絞”のふりがなが多い著者
中里介山
夢野久作
山本周五郎
岡本綺堂