招請しょうせい)” の例文
これは清衡きよひら存生ぞんじょうの時、自在坊じざいぼう蓮光れんこうといへる僧に命じ、一切経書写の事をつかさどらしむ。三千日が間、能書のうしょの僧数百人を招請しょうせいし、供養し、これを書写せしめしとなり。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
京都の聖護院から国守の佐竹家に招請しょうせいされて下ってきたという豊前の僧都というのは、この弁円であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伊勢と春日とを招請しょうせいした、一種東国風とうごくふうともいうべき三社信仰は、推理によってでもほぼその成立の年代を明らかにし得られようが、それがはたして私の世直よなおし神の
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)