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打留
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うちと
ふりがな文庫
“
打留
(
うちと
)” の例文
一席申し上げます、是は寛政十一年に、
深川元町
(
ふかがわもとまち
)
猿子橋
(
さるこばし
)
際
(
ぎわ
)
で、巡礼が
仇
(
あた
)
を討ちましたお話で、年十八になります
繊弱
(
かよわ
)
い巡礼の娘が、立派な侍を
打留
(
うちと
)
めまする。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
土佐では
槙山
(
まきのやま
)
郷の字
筒越
(
つつごし
)
で、与茂次郎という猟師
夜明
(
よあけ
)
に一頭の大鹿の通るのを
打留
(
うちと
)
めたが、たちまちそのあとから
背丈
(
せたけ
)
一
丈
(
じょう
)
にも余るかと思う老女の、髪赤く両眼鏡のごとくなる者が
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
麹屋へ参って恥かしい身の上になりましたが、幸いに富五郎が来て、これ/\の訳と残らず自分の口から申して、一角の
隠家
(
かくれが
)
もこれ/\と知れましたから、女ながらも富五郎は首尾能く
打留
(
うちと
)
めたから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀