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才槌頭
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さいづちあたま
ふりがな文庫
“
才槌頭
(
さいづちあたま
)” の例文
故松助演じるところの『
梅雨小袖
(
つゆこそで
)
』の白木屋お駒の
髪結
(
かみゆい
)
新三
(
しんざ
)
をとっちめる大屋さん、
鰹
(
かつお
)
は片身もらってゆくよの
型
(
タイプ
)
で、もちっとゴツクした、ガッチリした
才槌頭
(
さいづちあたま
)
である。
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
此処で又
紛々
(
ごたごた
)
と入乱れ重なり合って、腋の下から
才槌頭
(
さいづちあたま
)
が
偶然
(
ひょっ
)
と出たり、
外歯
(
そっぱ
)
へ肱が
打着
(
ぶつ
)
かったり、靴の
踵
(
かかと
)
が
生憎
(
あいにく
)
と
霜焼
(
しもやけ
)
の足を踏んだりして、上を下へと
捏返
(
こねかえ
)
した揚句に、ワッと
門外
(
もんそと
)
へ押出して
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
長「お前さんのお蔭で大黒柱へ
才槌頭
(
さいづちあたま
)
を
打附
(
ぶッつ
)
けやした」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
神田
猿楽町
(
さるがくちょう
)
に住んでいた。黄八丈の着物に白ちりめんの帯をしめて、女の
穿
(
は
)
く
吾妻下駄
(
あずまげた
)
に似た畳附きの下駄へ、白なめしの太い鼻緒のすがったのを穿いていた。四角い顔の
才槌頭
(
さいづちあたま
)
だった。
旧聞日本橋:14 西洋の唐茄子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
才
常用漢字
小2
部首:⼿
3画
槌
漢検準1級
部首:⽊
14画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“才槌”で始まる語句
才槌
才槌形
才槌野郎