手触たふ)” の例文
旧字:手觸
そのごともふる子が眼を乞ひむと手触たふりなげかす父は子が眼を
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
聞くほどは人香ひとがこもらへこれの鞠手触たふりすべなもなにかゆがみて
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
春ひねもす鞠のこもりの音聴くとかすかよ吾れの手触たふり飽かなく
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
蝉時雨ながらふ聴けば母の手のつめたき手触たふみにおもほゆ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)