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手練手管
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てれんてくだ
ふりがな文庫
“
手練手管
(
てれんてくだ
)” の例文
女が反対に自分から逃げようとすればするほど、女が
慕
(
した
)
わしくなるとかきいています。そこに
手練手管
(
てれんてくだ
)
とかいうものが出来るのでしょう。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
手練手管
(
てれんてくだ
)
のかぎりをつくして、ひたすら左膳の意を迎え、心をとらえようと腕によりをかけだしたのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「お松さんにお竹さん、
椎葺
(
しひたけ
)
さんに
干瓢
(
かんぺう
)
さんと…………
手練手管
(
てれんてくだ
)
」が何ごとか知らぬその日の赤頭巾
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ほかは一切お断りの
態
(
てい
)
で、旦那旦那と彼一人へ
手練手管
(
てれんてくだ
)
をつくしにかかったものだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
世間の女はいろいろな
手練手管
(
てれんてくだ
)
を使って男を
籠絡
(
ろうらく
)
するということは聞いている。
オパール色の手紙:――ある女の日記――
(新字新仮名)
/
平林初之輔
(著)
▼ もっと見る
いかに
手練手管
(
てれんてくだ
)
を弄されても、身を投げかけることはしなかつたかも知れない。
一の酉
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
俺より外の男には心を移さないと誓って呉れ……併し、あの女はどうしても私の頼みを聞いては呉れない。まるで商売人の様な巧みな
嬌態
(
きょうたい
)
で、
手練手管
(
てれんてくだ
)
で、その場その場をごまかすばかりです。
白昼夢
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
極めて低劣な
手練手管
(
てれんてくだ
)
にして、体裁だけは高尚がっておりました。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
おいらんの
手練手管
(
てれんてくだ
)
と一笑に付しては可哀そうだ。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
“手練手管”の解説
手練手管(てれんてくだ、しゅれんてくだ)とは、日本語の四字熟語の一つ。
(出典:Wikipedia)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
練
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
管
常用漢字
小4
部首:⽵
14画
“手練”で始まる語句
手練
手練者
手練沈着