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所為
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しよゐ
ふりがな文庫
“
所為
(
しよゐ
)” の例文
旧字:
所爲
右の恐るべき殺人犯は何者の
所為
(
しよゐ
)
なるか、余等の探知したる限にては、その筋に於て未だ何等の手掛かりをも得ざるものゝ如し。
病院横町の殺人犯
(新字旧仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
そこに月番の玉造組
平与力
(
ひらよりき
)
本多為助
(
ほんだためすけ
)
、
山寺
(
やまでら
)
三二郎、小島
鶴之丞
(
つるのじよう
)
が出てゐて、本多が天満の火事は大塩平八郎の
所為
(
しよゐ
)
だと告げた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
そして心の底では、こんな風に神の為めにする
行
(
おこなひ
)
の代りに人間の為めにする行を授けたのは、悪魔の
所為
(
しよゐ
)
だらうと思はれる。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
我が
良人
(
をつと
)
が
所為
(
しよゐ
)
のをさなきも
強
(
し
)
いて隠くさじ。
百八
(
ひやくはち
)
煩悩
(
ぼんのう
)
おのづから消えばこそ、
殊更
(
ことさら
)
に何かは消さん。
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「さうだらう。
巡見
(
じゆんけん
)
が
取止
(
とりやめ
)
になつたには、
仔細
(
しさい
)
がなうてはならぬ。江戸へ立つた平山の
所為
(
しよゐ
)
だ。」
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
或は狂人の
所為
(
しよゐ
)
かと疑ひ、或は何人かの悪謔に出でたらしくも思つた。しかし筆跡は老人なるが如く、文章に真率なる処がある。それゆゑわたくしは
直
(
たゞち
)
に書を作つて答へた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
そしてその何人の
所為
(
しよゐ
)
なるを探るに及んで、これを
沽
(
う
)
つたものの昌盈なるを知つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“所為”の意味
《名詞》
(しょい)
(せい ;現在では通常仮名書きされる)
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
“所為”で始まる語句
所為無