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戦慄
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ぞっ
ふりがな文庫
“
戦慄
(
ぞっ
)” の例文
旧字:
戰慄
ちと気が
狂
(
ふ
)
れて血相変り、取乱してはいるけれど、すらっとして中肉中脊、
戦慄
(
ぞっ
)
とするほど
美
(
い
)
い女さ。と
空嘯
(
そらうそぶ
)
いて
毛脛
(
けずね
)
の蚊をびしゃりと叩く
憎体面
(
にくていづら
)
。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
隣家
(
となり
)
といっても、実は壁
一重
(
ひとえ
)
の事だから、人の
談話声
(
はなしごえ
)
がよく聞えるので、私は黙って耳をすまして聴いてると、思わず
戦慄
(
ぞっ
)
とした、隣の主人が急病で死んだとの事だ、
隣家
(
となり
)
の事でもあるから
闥の響
(新字新仮名)
/
北村四海
(著)
先頃、
一寸
(
ちょっと
)
見た時に真青な顔をしていた。私は、死人の形相だと思った。漆のような髪は顔にかかって眼が落ち窪んで、手足が痩せて、その姿を見た時
戦慄
(
ぞっ
)
とした。私は、もはや長くないと思った。
僧
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いいえ、人から聞いたのではございません。
私
(
わたくし
)
がたしかに見ました。「はてな。「思い出すと
戦慄
(
ぞっ
)
といたします。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
早
夜
(
よ
)
は更けて、夏とはいえど、風
冷々
(
ひやひや
)
と身に染みて、
戦慄
(
ぞっ
)
と寒気のさすほどに、
酔
(
えい
)
さえ
醒
(
さ
)
めて茫然と金時は
破垣
(
やれがき
)
に
依懸
(
よりかか
)
り、眠気つきたる
身体
(
からだ
)
の
重量
(
おもみ
)
に、竹はめっきと折れたりけり。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“戦慄”の意味
《名詞》
戦 慄(せんりつ)
恐ろしさのために震えること。わななくこと。
(出典:Wiktionary)
“戦慄”の解説
戦慄(せんりつ)は、2007年にエールから発売されたパチスロ(5号機)。保通協に登録された型式名は戦慄DD。
(出典:Wikipedia)
戦
常用漢字
小4
部首:⼽
13画
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“戦慄”で始まる語句
戦慄的