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恩借
ふりがな文庫
“恩借”の読み方と例文
読み方
割合
おんしゃく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おんしゃく
(逆引き)
私は先生に手紙を書いて
恩借
(
おんしゃく
)
の礼を述べた。正月上京する時に持参するからそれまで待ってくれるようにと断わった。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
貴君
(
あなた
)
の親御より十万円
恩借
(
おんしゃく
)
ありて、今年返済の期限
来
(
きた
)
り、万一延滞
候
(
そろ
)
節は所有地
家蔵
(
いえくら
)
を娘
諸共
(
もろとも
)
、貴殿へ
差上候
(
さしあげそろ
)
と申す文面の証書を
認
(
したゝ
)
めて、残し置き、
拙者
(
せっしゃ
)
は返金に
差迫
(
さしせま
)
り
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
やがて辞すこの世の、夫婦一家のものが、長らく
恩借
(
おんしゃく
)
していた国土に対して、あとの
塵
(
ちり
)
を
浄
(
きよ
)
めておくべく、間際まで散りやまぬ落葉をも余さず
掃
(
は
)
いているような気持であった。
日本名婦伝:小野寺十内の妻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
恩借(おんしゃく)の例文をもっと
(3作品)
見る
恩
常用漢字
小6
部首:⼼
10画
借
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
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