“恩借”の読み方と例文
読み方割合
おんしゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は先生に手紙を書いて恩借おんしゃくの礼を述べた。正月上京する時に持参するからそれまで待ってくれるようにと断わった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
貴君あなたの親御より十万円恩借おんしゃくありて、今年返済の期限きたり、万一延滞そろ節は所有地家蔵いえくらを娘諸共もろとも、貴殿へ差上候さしあげそろと申す文面の証書をしたゝめて、残し置き、拙者せっしゃは返金に差迫さしせま
やがて辞すこの世の、夫婦一家のものが、長らく恩借おんしゃくしていた国土に対して、あとのちりきよめておくべく、間際まで散りやまぬ落葉をも余さずいているような気持であった。