トップ
>
恥曝
>
はじさら
ふりがな文庫
“
恥曝
(
はじさら
)” の例文
井戸端の
水甕
(
みずがめ
)
に冷やしてあるラムネを取りに行って宵闇の板流しに足をすべらし
泥溝
(
どぶ
)
に片脚を踏込んだという
恥曝
(
はじさら
)
しの記憶がある。
海水浴
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
例により僕は自分の
恥曝
(
はじさら
)
しの経験を述べて参考に供したい。僕は少年のころ、物に
怖気
(
おじけ
)
ない、大胆不敵、あまりに無遠慮であった。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「お嬢さんの手紙と思い込まなきゃ、二本差の立派な若侍が、犬潜りから這い込むような、
恥曝
(
はじさら
)
しなことはしなかったでしょう」
銭形平次捕物控:238 恋患い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
頓間
(
とんま
)
。間抜け。トンチキ。これあ潜水艇じゃねえやい……何という
恥曝
(
はじさら
)
しだ。これあ……」
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「でも、麗々しく書き立てゝあるじゃございませんか? 好い
恥曝
(
はじさら
)
しですわ」
勝ち運負け運
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
有るのは、旧藩の江戸
詰
(
づめ
)
の
知辺
(
しるべ
)
だが、
故郷元
(
くにもと
)
を追われたおれ達夫婦の事情を知っている奴等が、一両の
合力
(
ごうりき
)
もしてくれる筈はなし——又そんな所へ
恥曝
(
はじさら
)
しをして迄、出世に
偓促
(
あくせく
)
したくもない。
死んだ千鳥
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まあ、なんと云う
恥曝
(
はじさら
)
しな事でしょう。835
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
話の順序として自己の
恥曝
(
はじさら
)
しから始めたい。僕が十三、四のころであった。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
恥曝
(
はじさら
)
しだ。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
恥
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
曝
漢検準1級
部首:⽇
19画
“恥”で始まる語句
恥
恥辱
恥入
恥晒
恥骨
恥知
恥部
恥処
恥羞
恥掻