おそれ)” の例文
わがおそれは已みて、我聲は朗になりぬ。一座は喝采をおしまず、かの猶太おうなさへやさしげに頷きぬ。
只〻まだ見ぬ敵におそれをなして、輕々かろ/″\しく帝都を離れ給へる大臣殿おとゞどのの思召こそ心得ね。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)