“怫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むつ40.0%
ふつ20.0%
ぶつ20.0%
むっ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キツチナー将軍が首相のアスキスと婦人選挙権と兵役強制法の事を論じてゐると、其処そこへ婦人の訪問客はうもんかくが来て、将軍を調弄からかふ。将軍が蟷螂かまきりのやうにむつとした顔をして
〔評〕三條公の筑前に在る、或る人其の旅況りよきやう無聊むれうさつして美女を進む、公之をしりぞく。某氏えんひらいて女がくまうく、公ふつ然として去れり。
これは「ぶつ々々々」と不平を鳴らして居るのであらうか。あるいは「仏々々々」と念仏を唱へて居るのであらうか。あるいは「物々々々」と唯物説ゆいぶつせつでも主張して居るのであらうか。(四月七日)
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
これにはお絹もむっとしました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)