念仏講ねんぶつこう)” の例文
それが念仏講ねんぶつこうといって今の世にもなお続き、またその記念のために多数の石塔を建てたり、多数の念仏塚という塚を路の傍らに残したのである。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
うしろやまで、ほオほオとふくろういていて、がけうえ仁左にざもんさんのいえでは、念仏講ねんぶつこうがあるのか、障子しょうじにあかりがさし、木魚もくぎょおとが、がけしたのみちまでこぼれていました。もうよるでありました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)