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心構
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こころがまえ
ふりがな文庫
“
心構
(
こころがまえ
)” の例文
彼はそれを
忌々
(
いまいま
)
しく思い、その反動として、今度は、伯父の死についてあくまで冷静な観察をもち続けようとの
心構
(
こころがまえ
)
を固めるのである。
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
かれはそれを知らぬでもなかったが、そういう
心構
(
こころがまえ
)
をするだけの多少の気力も、体力と共に失われていて、かれにはその時頼みにする何物もなかったからである。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
この年九月十五日に、保の
許
(
もと
)
に匿名の書が届いた。日を期して決闘を求むる書である。その文体書風が
悪作劇
(
いたずら
)
とも見えぬので、保は多少の
心構
(
こころがまえ
)
をしてその日を待った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
久しぶりにて御休息のため、お奥に於て、厚き
心構
(
こころがまえ
)
の
夕餉
(
ゆうがれい
)
の支度が出来た。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
構
常用漢字
小5
部首:⽊
14画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許