“心支度”の読み方と例文
読み方割合
こころじたく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じらしてやろうという気と、隙を計る心支度こころじたくとで、孫兵衛は、上眼うわめづかいに腕ぐみをしていた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その日は、節子は実際に宗教生活に入って行く心支度こころじたくを始めねば成らないような話をして、彼女の前途の事なぞを語り暮した。節子が谷中をさして帰りかける頃には、もう寒いくらいの秋雨が来た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)