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心悲
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うらがな
ふりがな文庫
“
心悲
(
うらがな
)” の例文
枕に就くと、今日位身体も心も急がしかつた事がない様な気がして、それでも、何となく物足らぬ様な、
心悲
(
うらがな
)
しい様な、
恍乎
(
うつとり
)
とした疲心地で、すぐうと/\と眠つて了つた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
……けたたましく、
可哀
(
あわれ
)
に、
心悲
(
うらがな
)
しい、
鳶
(
とび
)
にとらるると聞く
果敢
(
はか
)
ない蝉の声に、俊吉は肝を冷しつつ、
※々
(
ぱっぱっ
)
と
面
(
おもて
)
を照らす
狐火
(
きつねび
)
の御神燈に、幾たびか驚いて目を
塞
(
ふさ
)
いだが、路も坂に沈むばかり。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今夜限り此生れ故郷を逃げ出すべき二人の娘にいう許りなき
心悲
(
うらがな
)
しい感情を起させた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
自分は之を見て唯無性に
心悲
(
うらがな
)
しくなつた。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
自分は之を見て唯無性に
心悲
(
うらがな
)
しくなつた。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
悲
常用漢字
小3
部首:⼼
12画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許