“微少”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びしょう66.7%
わづか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆえに、今日の飛行機なり戦車なり軍艦を動かし得る程度の微少びしょうエネルギーを放出せしめんとすれば、勢いボロンの量を微少にしなければならぬ。
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その勢力は微少びしょうだともいえるが、尼子一族と毛利家との闘争は、実に大永年間、毛利元就もうりもとなりが尼子経久領を奪取だっしゅして以来のもので、以後五十余年の長きあいだを、子々孫々にかけて
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて此方こなたを向きたる貫一は、尋常ただならず激して血の色を失へる面上おもてに、多からんとすれどもあたはずと見ゆる微少わづかゑみを漏して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)