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御袋
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おふくろ
ふりがな文庫
“
御袋
(
おふくろ
)” の例文
父親
(
てゝおや
)
は
先刻
(
さきほど
)
より
腕
(
うで
)
ぐみして
目
(
め
)
を
閉
(
と
)
ぢて
有
(
あり
)
けるが、あゝ
御袋
(
おふくろ
)
、
無茶
(
むちや
)
の
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ふてはならぬ、
我
(
わ
)
しさへ
始
(
はじ
)
めて
聞
(
き
)
いて
何
(
ど
)
うした
物
(
もの
)
かと
思案
(
しあん
)
にくれる
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今でも歴然と残っている。立派なうちだ。その番頭が甚兵衛と云ってね。いつでも
御袋
(
おふくろ
)
が三日前に
亡
(
な
)
くなりましたと云うような顔をして帳場の所へ
控
(
ひか
)
えている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
かみさんは主人が怒るたんびに八っちゃんを泣かして
小遣
(
こづかい
)
になるかも知れんが、八っちゃんこそいい迷惑だ。こんな
御袋
(
おふくろ
)
を持ったが最後朝から晩まで泣き通しに泣いていなくてはならない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
袋
常用漢字
中学
部首:⾐
11画
“御袋”で始まる語句
御袋様