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おみくじ
ふりがな文庫
“
御籤
(
おみくじ
)” の例文
「待ちな、元三大師の
御籤
(
おみくじ
)
には
忌日
(
きにち
)
があるものだ。日も時も構はず、毎日御神籤を引くのは、いくら小娘でも變ぢやないか、八」
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
けれども敬太郎にはこの
御籤
(
おみくじ
)
めいた言葉がさほどの意義を
齎
(
もたら
)
さなかった。二人は少しの間
煙草
(
たばこ
)
を吹かして黙っていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御籤
(
おみくじ
)
までいただいて来たのですが、もう一つお角の腹では、今度の一世一代が大当りの記念として、浅草の観音様へ、何か一つ納め物をしようとの考えがあって、額にしようか
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
だんだん聞いて見ると席序下算の便とは、席順を上から
勘定
(
かんじょう
)
しないで、下から計算する方が早分りだと云う意味であった。まるで
御籤
(
おみくじ
)
みたような文句である。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
するんです。小説も非人情で読むから、筋なんかどうでもいいんです。こうして、
御籤
(
おみくじ
)
を引くように、ぱっと
開
(
あ
)
けて、開いた所を、漫然と読んでるのが面白いんです
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“御籤(おみくじ)”の解説
おみくじ(御神籤・御御籤・御仏籤またはみくじ・神籤・御籤・御鬮・仏籤)とは神社・仏閣などで吉凶を占うために引く籤である。
「みくじ」は「くじ」に尊敬の接頭辞「み」をくわえたもので、漢字で書くときは「御籤」とするか、神社のものは「神籤」、寺のものは「仏籤」とする。ただし厳密には問題があるが、区別せず「神籤」とすることもある。現在では、みくじ箋(みくじ紙)と呼ばれる紙片を用いるものが一般的である。
(出典:Wikipedia)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
籤
漢検1級
部首:⽵
23画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂