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御癒
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おなお
ふりがな文庫
“
御癒
(
おなお
)” の例文
「その名刺の名前の人はまた来るそうですよ。いずれ御病気が
御癒
(
おなお
)
りになったらまた伺いますからって、帰って行ったそうですから」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「もう
瘤
(
こぶ
)
は
御癒
(
おなお
)
りですか。」
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
私がこうして書斎に
坐
(
すわ
)
っていると、来る人の多くが「もう御病気はすっかり
御癒
(
おなお
)
りですか」と尋ねてくれる。私は何度も同じ質問を受けながら、何度も返答に
躊躇
(
ちゅうちょ
)
した。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それが二三人で持ち合ってなかなか
捗取
(
はかど
)
らないような
湿
(
しめ
)
り
気
(
け
)
を帯びていた。やがて医者の声で、どうせ、そう急には
御癒
(
おなお
)
りにはなりますまいからと云った言葉だけが
判然
(
はっきり
)
聞えた。
変な音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
癒
常用漢字
中学
部首:⽧
18画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂