“御有”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おあり40.0%
ぎょゆう20.0%
おあ20.0%
おあん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「えゝ、少し」と云つたが、別段くさい顔もしなかつた。「熱が御有おありなの。なんなんでせう、御病気は。御医者は入らしつて」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
または帝室御有ぎょゆうの不動産にても定められたきとのことは、毎度陳述するところにして、もしも幸にして我が輩の意見の如くなることもあらば、私学校の保護の如き
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
趙再思はただハイハイといっていると、季は重ねて、「唐家の定窯の方鼎は、君もかつて御覧になったことが御有おありですか」
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「なんぞ藤尾に、御用でも御有おあんなさるんですか」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)