御囘向ごゑかう)” の例文
今日こんにち墓参はかまゐりにまゐりました、これはほんの心ばかりでございますが、どうか先代多助せんだいたすけ御囘向ごゑかうを願ひたいものでございます
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
といふのは梅廼屋うめのや落語社会らくごしやくわい寄合茶屋よりあひぢややでございますから……「有難ありがたうございます、どうか御囘向ごゑかうを願ひます、また参詣おまゐりいたします」とつて
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「あなたが塩原多助しほばらたすけ御縁類ごえんるゐかたでございますか、愚僧ぐそう当住たうぢうで……只今たゞいま御囘向ごゑかうを……」
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)