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御伽草子
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おとぎぞうし
ふりがな文庫
“
御伽草子
(
おとぎぞうし
)” の例文
『福富草子』は足利氏の世に成ったもので、『新編
御伽草子
(
おとぎぞうし
)
』の発端に出おり今は珍しからぬ物だが、京伝、馬琴の時には
流布
(
るふ
)
少なかったと見える。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
しかも実際は小説・
御伽草子
(
おとぎぞうし
)
・
絵巻物
(
えまきもの
)
以上に的確に真相を
突留
(
つきと
)
めることは、求めたからとてできることではなかった。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「知っているでしょう」と宇乃が云った、「いつか
御伽草子
(
おとぎぞうし
)
で見たことがあるわ」
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
『
御伽草子
(
おとぎぞうし
)
』の「鼠の
嫁入
(
よめいり
)
」などが世に行われて、是を人間の若い妻に、たとえたものとする解釈も普通になったが、そうなると実は説明がしにくいのである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
御伽草子
(
おとぎぞうし
)
の
天稚彦物語
(
あめわかひこものがたり
)
は、羽衣とは反対に人間の美しい少女が、天上に嫁入する説話であるが、その結末にはやはり月に一度と男神の言うのを、一年に一度と
聴
(
き
)
きちがえて
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
以前『
御伽草子
(
おとぎぞうし
)
』の「
和泉式部
(
いずみしきぶ
)
」を読んで、「昔和泉式部といふ名高き遊女ありけり」とあるのに、私などは
喫驚
(
びっくり
)
したものであったが、この書のできた時分の
我邦
(
わがくに
)
の遊女も
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“御伽草子”の解説
『御伽草子』(おとぎぞうし)は、鎌倉時代末から江戸時代にかけて成立した、それまでにない新規な主題を取り上げた短編の絵入り物語、およびそれらの形式。お伽草子・おとぎ草子とも表記する。広義に室町時代を中心とした中世小説全般を指すこともあり、室町物語とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
伽
漢検準1級
部首:⼈
7画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“御伽”で始まる語句
御伽噺
御伽
御伽話
御伽婢子
御伽衆
御伽桜
御伽童
御伽羅
御伽談
御伽品鏡