“おとぎぞうし”の漢字の書き方と例文
語句割合
御伽草子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御伽草子おとぎぞうし』の「鼠の嫁入よめいり」などが世に行われて、是を人間の若い妻に、たとえたものとする解釈も普通になったが、そうなると実は説明がしにくいのである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
御伽草子おとぎぞうし天稚彦物語あめわかひこものがたりは、羽衣とは反対に人間の美しい少女が、天上に嫁入する説話であるが、その結末にはやはり月に一度と男神の言うのを、一年に一度ときちがえて
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
以前『御伽草子おとぎぞうし』の「和泉式部いずみしきぶ」を読んで、「昔和泉式部といふ名高き遊女ありけり」とあるのに、私などは喫驚びっくりしたものであったが、この書のできた時分の我邦わがくにの遊女も
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)