“後柏原”の読み方と例文
読み方割合
ごかしわばら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この弥勒二年丁卯ていうという年が、後柏原ごかしわばら天皇の永正四年、西暦一五〇七年に該当することにはまず疑いがない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
後柏原ごかしわばら天皇大永たいえい年間、陸奥みちのく一円にかくれなき瀬越の何がしという大賊、仙台名取川なとりがわの上流、笹谷峠ささやとうげの附近に住み、往来の旅人をあやめて金銀荷物押領おうりょうし、その上、山賊にはめずらしく吝嗇りんしょくの男で
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
永正えいしょう大永たいえいから享禄・天文にかけての約三十数年に、猪苗代兼載いなわしろけんさい後柏原ごかしわばら天皇・冷泉政為・牡丹花肖柏・宗長・三条西実隆が和歌連歌の世界を圧えていたが、まず政為大永たいえい三年に七十九を以て去り
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)