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彼晩
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あのばん
ふりがな文庫
“
彼晩
(
あのばん
)” の例文
私も今一度で
可
(
い
)
いから是非お目にかかりたいと思いつづけては、
彼晩
(
あのばん
)
の事を思い出して何度泣いたか知れません
恋を恋する人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
彼晩
(
あのばん
)
、遅くなつて省吾が帰つて来た。さあ、家内は火のやうになつて怒つて、
其様
(
そんな
)
に姉さんのところへ行きたくば
最早
(
もう
)
家
(
うち
)
なんぞへ帰らなくても
可
(
いゝ
)
。出て行つて了へ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
彼晩
(
あのばん
)
は
貴下
(
あなた
)
、香雪軒で桂さんだの、
曾禰
(
そね
)
さんだのツて大臣さん方の御座敷でしてネ、小米さんが
大盃
(
コツプ
)
でお酒をグイ飲みするんですよ、あんなことは今まで一度も無いのですから
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「貴下
彼晩
(
あのばん
)
のことを憶えていらっして?」
恋を恋する人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
晩
常用漢字
小6
部首:⽇
12画
“彼”で始まる語句
彼
彼方
彼奴
彼女
彼処
彼方此方
彼岸
彼様
彼是
彼等