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彼児
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あれ
ふりがな文庫
“
彼児
(
あれ
)” の例文
旧字:
彼兒
「そうですか。
彼児
(
あれ
)
がやったのですか。これは私が貰って置きたい。私は実は
子
(
ね
)
の歳なので、鼠には縁がある。これは譲ってもらいましょう」
幕末維新懐古談:17 猫と鼠のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
ここへ倅が帰って来ると
不可
(
いけ
)
ませんから……。
彼児
(
あれ
)
は正直者ですから、
他
(
ひと
)
から
嫌疑
(
うたがい
)
を受けて
家捜
(
やさが
)
しをされたなどと聞くと、
必然
(
きっと
)
憤
(
おこ
)
るに相違ありませんから……。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
すると、坊様は、折角、幸吉が丹念に拵えたものを
只
(
ただ
)
で貰うは気の毒、これを
彼児
(
あれ
)
へお小遣いにやって下さいと
一分銀
(
いちぶぎん
)
を包んで師匠へ渡しました。
幕末維新懐古談:17 猫と鼠のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“彼”で始まる語句
彼
彼方
彼奴
彼女
彼処
彼方此方
彼岸
彼様
彼是
彼等