トップ
>
彼人
>
あれ
ふりがな文庫
“
彼人
(
あれ
)” の例文
『
私
(
わたし
)
のやうによくお
前
(
まへ
)
が
時間
(
じかん
)
を
知
(
し
)
つてるなら、
時間浪費
(
じかんつぶし
)
に
話
(
はな
)
しなぞしないが
可
(
い
)
い。それは
彼人
(
あれ
)
さ』と
帽子屋
(
ばうしや
)
が
云
(
い
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
願ったり
叶
(
かな
)
ったりで、この上もない結構な事でございますが、ただ
彼人
(
あれ
)
に困りますので。一さんは宗近家を
御襲
(
おつ
)
ぎになる大事な身体でいらっしゃる。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
『まさか』と
自分
(
おれ
)
は
打消
(
けし
)
て見たが『しかし都は各種の人が流れ流れて集まって来る底のない大沼である。
彼人
(
あれ
)
だってどんな具合でここへ漂って
来
(
き
)
まいものでもない、』
まぼろし
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「もし
彼人
(
あれ
)
が断然
家
(
うち
)
を出ると云い張りますと——私がそれを見て無論黙っている訳には参りませんが——しかし当人がどうしても聞いてくれないとすると……」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
彼人
(
あれ
)
とはだれのことか、』
自分
(
おれ
)
はここにその姓名を明かしたくない、単に『かれ』と呼ぼう。
まぼろし
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
『
彼人
(
あれ
)
ッて
云
(
い
)
つたつて、
誰
(
だれ
)
のことだか
分
(
わか
)
りやしないわ』と
愛
(
あい
)
ちやん。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
この時もしや今のは
彼人
(
あれ
)
ではないかという考えが
電
(
いなずま
)
のように自分の胸に浮かんだ。
まぼろし
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
欽吾がもう少し面白くしてくれれば好いと藤尾にも不断申しているんでございますが——それもこれもみんな
彼人
(
あれ
)
の病気のせいだから、今さら
愚癡
(
ぐち
)
をこぼしたって仕方がないとは思いますが
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“彼人”で始まる語句
彼人者