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影護
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うしろめた
ふりがな文庫
“
影護
(
うしろめた
)” の例文
(同新聞、人物、人事に就きて逍遙先生に寄すと題したる文及此頃の文學界)かくてなほハルトマンを祖述すといはむはいとなん
影護
(
うしろめた
)
かるべき。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
我は人の思はん程も
影護
(
うしろめた
)
くて、手もて額を拭ひつ。こは帽を脱したるは、少女のためならで、暑に堪へねばぞと、見る人におもはしめんとてなりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
然れども流石
年来
(
としごろ
)
頼める御仏に離れまゐらせんことも
影護
(
うしろめた
)
くて、心と心との争ひに何となすべき道も知らず、幼きより頼みまゐらせたる
此地
(
こゝ
)
の御仏に七夜参の祈願を籠めしも
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
再びマリアの面を見んは
影護
(
うしろめた
)
き限なれども、アヌンチヤタの爲めにも我が爲めにも天使に等しきマリアに、一ことの謝辭を述べずして止まんやうなし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その癖硬派たるが書生の本色で、軟派たるは多少
影護
(
うしろめた
)
い処があるように見えていた。紺足袋小倉袴は硬派の服装であるのに、軟派もその真似をしている。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
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我に
一杯
(
ひとつき
)
の酒を飮ませ給ふとも、誰かはそを惡しき事といはん。何故に君は我がそこに入らんとするを
拒
(
こば
)
み給ふぞ。新婦。否、かく夜ふけておん身と物言ひ交すだに
影護
(
うしろめた
)
き事なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
流石に心細きことのみ多きこの程なれば、出で行く跡に殘らんも物憂かるべく、又停車場にて涙こぼしなどしたらんには
影護
(
うしろめた
)
かるべければとて、翌朝早くエリスをば母につけて知る人がり出しやりつ。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
流石に心細きことのみ多きこの程なれば、出で行く跡に残らんも物憂かるべく、又停車場にて涙こぼしなどしたらんには
影護
(
うしろめた
)
かるべければとて、翌朝早くエリスをば母につけて知る人がり
出
(
いだ
)
しやりつ。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
最終の言葉を出だすものには、必ず多少の
影護
(
うしろめた
)
きところあり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
果は最終の言葉を出さむことの
影護
(
うしろめた
)
さをさへ打ち忘れてなむ。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
護
常用漢字
小5
部首:⾔
20画
“影”で始まる語句
影
影法師
影響
影像
影向
影身
影絵
影武者
影画
影燈籠