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彫物師
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ほりものし
ふりがな文庫
“
彫物師
(
ほりものし
)” の例文
「この切出しは手前のだらう。版木屋か、
彫物師
(
ほりものし
)
でも無ければ使はない道具だ。
柄
(
え
)
に
籐
(
とう
)
を卷いて、端つこに(新)といふ字が書いてある」
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
心持
(
こゝろもち
)
ばかりの
追善供養
(
ついぜんくよう
)
を致しやして、良人に命があらば、
何卒
(
どうぞ
)
帰って親子
四人
(
よったり
)
顔が合わしていと、無理な
願掛
(
がんが
)
けをして居りやんした、此の観音さまは
上手
(
じょうず
)
な
彫物師
(
ほりものし
)
が国へ来た時
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
先生が世界に又とない
彫物師
(
ほりものし
)
で、人の体を彫る人だということは、お前も知っているだろう。そこで相談があるのだ。
一寸
(
ちょっと
)
裸になって見せては
貰
(
もら
)
われまいかと云っているのだ。どうだろう。
花子
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
身扮
(
みなり
)
から、身體の樣子、
鑿胝
(
のみぞこ
)
の具合を見ると、居職の——それも多分
彫物師
(
ほりものし
)
と言ふところだらう——見知人がある筈だ、其邊で當つて見な」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「これも主人徳右衞門の古い知合で、紋三郎といふ腕のいゝ
彫物師
(
ほりものし
)
、母親は徳右衞門の
從妹
(
いとこ
)
で、お町と言つたさうです」
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「
身扮
(
みなり
)
から、身体の様子、
鑿胝
(
のみだこ
)
の具合を見ると、
居職
(
いじょく
)
の——それもたぶん
彫物師
(
ほりものし
)
というところだろう——見知り人があるはずだ、その辺で当ってみな」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
得物は
彫物師
(
ほりものし
)
の使う鋭い鑿、焼印はガラッ八が言う通り、得物が深々と入ったせいか、大した出血ではありませんが、それでもその辺は一面の
血飛沫
(
ちしぶき
)
です。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鎖
(
とざ
)
した木戸を開けさして、眞晝乍らなんとなく薄暗い小屋の中へ入ると、
彫物師
(
ほりものし
)
の雲龍齋又六は中二階の揚幕の蔭、丁度、普賢菩薩を見張るやうな位置に、仰向になつてこと切れて居るのでした。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
第二番目は、お關の許婚で、雪五郎といふ
彫物師
(
ほりものし
)
。
銭形平次捕物控:215 妾の貞操
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
彫
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“彫物”で始まる語句
彫物
彫物疵
彫物棟梁
彫物細工