引捕ひっつか)” の例文
ソレカラ一月ひとつき二月ふたつき三月みつき経って、此方こっちもチャント塾の勝手を心得て、人の名も知れば顔も知ると云うことになって当り前に勉強して居る。一日あるひその今の男を引捕ひっつかまえた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ところで酒を飲むことを防ぐために僧侶が市街まちに行って帰って来る時分には門の所に立って居る警護の僧に対し口を開いてにおいをがすのです。で酒の香いがして居ると引捕ひっつかまえる。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)