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延
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えん
ふりがな文庫
“
延
(
えん
)” の例文
いつみても、
臙脂
(
えんじ
)
いろの毒の花に、
甘粘
(
あまねば
)
い蜜をたたえているようなお
延
(
えん
)
は、湯上がりの
濃粧
(
のうしょう
)
を
籠行燈
(
かごあんどん
)
に浮き立たせて、
肱
(
ひじ
)
かけ窓から、前の小六を流しめに見ていた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お
延
(
えん
)
ですよ。
蘭谷
(
あららぎだに
)
の山荘で、初めて会った時からザッと五年越し、いまだにお前さんを想いつづけている私を忘れちゃ、幾ら何でも可哀そうじゃありませんかえ」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お
延
(
えん
)
は
立膝
(
たてひざ
)
の前へ、鏡台を引き寄せた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“延”の解説
延(のび)とは中世日本において枡の大小差から発生する計量上の増加分のこと。斗出(はかりだし/とだし)とも。
(出典:Wikipedia)
延
常用漢字
小6
部首:⼵
8画
“延”を含む語句
蔓延
延長
延々
延引
背延
身延
生延
延宝
夜延
延暦寺
延暦
延享
延金
延若
保延
延期
間延
延棒
銀延
引延
...