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度強
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どぎつ
ふりがな文庫
“
度強
(
どぎつ
)” の例文
百目
蝋燭
(
ろうそく
)
を、ともしつらねた
灯光
(
ひかげ
)
が、金屏風に、
度強
(
どぎつ
)
く照り映えるのも、この土地なれば、浅間しからずふさわしく見える。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
いまも、眼は霑い悲しみの色が、たしかに、祖母への憎悪より
度強
(
どぎつ
)
いことがわかる。末起も、それを見るとあれほど固かった、信念がぐらぐらに揺ぎだしてくるのだ。
方子と末起
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
眼とか鼻とか口とかが厭に
度強
(
どぎつ
)
く不釣合で、決して首は動かぬのに、眼玉だけが如何にも人を疑るとでもいふ風に左右に動き、折々一方の眼だけが痙攣的に細くさがつて
鬼涙村
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
度強
(
どぎつ
)
い電燈の明りや太陽の光線の下でこそ、お白粉の濃いのは
賤
(
いや
)
しく見える事もあろうが、今夜のような青白い月光の下に、飽くまで
妖艶
(
ようえん
)
な美女の厚化粧をした顔は、却って神秘な
母を恋うる記
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
眼とか鼻とか口とかが厭に
度強
(
どぎつ
)
く不釣合で、決して首は動かぬのに、眼玉だけがいかにも人を疑るとでもいう風に左右に動き、折々一方の眼だけが
痙攣
(
けいれん
)
的に細くさがって
鬼涙村
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
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彼女の瞳は、新たに胸に
萌
(
きざ
)
した、異常な願望に、
度強
(
どぎつ
)
くギラギラと輝き出した。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
“度”で始まる語句
度
度々
度毎
度胆
度胸
度重
度外
度目
度度
度肝