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府尹
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ふいん
ふりがな文庫
“
府尹
(
ふいん
)” の例文
その
翌
(
あく
)
る朝の事だ。善後の処置について御相談したい事があるからというので、釜山
府尹
(
ふいん
)
官舎の応接間に呼び付けられてみると、どうだい。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
獄は、
開封
(
かいほう
)
奉行所の構内にある。時めく高家から下げられた罪人だし、罪状
云々
(
しかじか
)
とあっては、ただ、首斬れといわぬばかりな囚人だ。しかし
府尹
(
ふいん
)
の職として、そうもならない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここは全南の都で町々は
賑
(
にぎわ
)
う。私たちは泉屋旅館に旅装を解いた。夜は料亭春木楼で松本知事主催の歓迎宴が吾々のために設けられた。知事始め、内務部長、
府尹
(
ふいん
)
、その他光州知名の紳士列席。
全羅紀行
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
府尹
(
ふいん
)
は怒って叱った。
雷峯塔物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
さはいえ
五路
(
ごろ
)
の顔役、鄭の遺族や
乾分
(
こぶん
)
には財力もある暴力もある。また
旅籠
(
はたご
)
の魯家からも、同時に大げさな訴えが州役署へ出されていた。当然、
府尹
(
ふいん
)
もこれは捨ておけなかった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
昼は思いがけなく
府尹
(
ふいん
)
である未知の増田道義氏から
饗応
(
きょうおう
)
を受けた。これも不思議な縁であった。柳の朝鮮に関する著書が仲立ちであった。私たちは旧知の友の如く、心おきなくお互に語り合った。
全羅紀行
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
府尹
(
ふいん
)
は怒って
叱
(
しか
)
った。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“府尹”の解説
府尹(ふいん)は、かつて中国、ベトナム、朝鮮に設けられた官職である。
(出典:Wikipedia)
府
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
尹
漢検1級
部首:⼫
4画
“府”で始まる語句
府中
府
府下
府生
府内
府庫
府庁
府縣
府本
府城