“広闊”の読み方と例文
読み方割合
こうかつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その葉はユリの諸種とは違い、広闊こうかつなる心臓形で網状脈もうじょうみゃくを有し、花は一茎に数花横向きに開き、緑白色りょくはくしょくで左右相称状になっている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
平野に進出した者はこれを広闊こうかつなる水面にまで適用し、止まって山地の生活を持続した者もまたややこれを奥の入りに持ち運んだためであろう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
冬の間、俊寛は畑を作ることに、一生懸命になった。彼は、まず畑のために選定した彼の広闊こうかつな土地へ、火を放った。そして、雑草や灌木かんぼくを焼き払った。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)