帶揚おびあげ)” の例文
新字:帯揚
こゝろざすは何物なにもの葛籠つゞらそこをさめたりける一二枚いちにまいきぬ打返うちかへして淺黄縮緬あさぎちりめん帶揚おびあげのうちより、五通ごつう六通ろくつうかぞふれば十二通じふにつうふみいだしてもともどれば
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「その通りです。一つは主人の死骸の腰に、一つは内儀の帶揚おびあげに、紐で結んでありました」