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巴屋
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ともゑや
ふりがな文庫
“
巴屋
(
ともゑや
)” の例文
それに、義弟の菊次郎を始め、
巴屋
(
ともゑや
)
七平、江崎屋清五郎などは、滅茶滅茶に
煽
(
おだ
)
てて
費
(
つか
)
はせて、そのかすりを取ることばかり考へて居るんだ
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
改むるに
巴屋
(
ともゑや
)
儀左衞門樣と云書状二三通外に
買物樣
(
かひものやう
)
に
手控小帳
(
てひかへこちやう
)
あり依て小松屋より駿府町奉行桑山下野守殿へ訴へければ
支配内
(
しはいうち
)
なるにより先
江尻
(
えじり
)
宿の巴屋儀左衞門を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『晩には
巴屋
(
ともゑや
)
へでも行かうか。日本酒がもう来て居るかも知れないね。』
午後
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
野幇間
(
のだいこ
)
を家業のやうにして居る
巴屋
(
ともゑや
)
七平は、血のやうな赤酒を注がせて、少し
光澤
(
つや
)
のよくなつた
額
(
ひたひ
)
を、ピタピタと叩くのです。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お粂は聞私しは江尻宿の
絹商人
(
きぬあきうど
)
にて
巴屋
(
ともゑや
)
儀左衞門が女房粂と申者此方樣故に夫儀左衞門は
無實
(
むじつ
)
の
災難
(
さいなん
)
大門番
(
おほもんばん
)
の重五郎を
殺
(
ころ
)
したとて今は
入牢
(
じゆらう
)
の
苦
(
くるし
)
み夫も誰故此方樣が小松屋の
抱
(
かゝへ
)
遊女
(
いうぢよ
)
白妙
(
しろたへ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
「でも嬉しいことが一つあるよ。
巴屋
(
ともゑや
)
の重三郎は勘當が
許
(
ゆ
)
りて、いよ/\和泉屋のお照と祝言することになつたとさ、めでたし/\ぢやないか」
銭形平次捕物控:295 万両息子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「俺は吉原へ行つてくる、——變な顏をするな、遊びに行くんぢやねえ、
巴屋
(
ともゑや
)
といふ藝者屋と、編笠茶屋の裏の當り屋といふ料理屋を探るんだ」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
何千兩となく取込んだ
義弟
(
おとうと
)
の菊次郎も、
巴屋
(
ともゑや
)
の七平も、江崎屋の清五郎も、私の顏を見て、近頃はもう昔のやうにお世辭笑ひをしなくなつたばかりでなく、わざと私に聞えるやうに
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「すると、お秀を殺す氣になるのは、いゝ歳をしてゐる癖に、お秀を何んとかしようと思つてゐる
巴屋
(
ともゑや
)
の五助と、お秀にひどく彈かれた菊次郎と、この二人のうちといふことになりはしませんか」
銭形平次捕物控:125 青い帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
巴屋
(
ともゑや
)
のお六よ、忘れたぢや濟まないでせう。家は、大變な騷ぎ」
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は先づ吉原の
巴屋
(
ともゑや
)
へ行つて訊きましたが、
女將
(
おかみ
)
は
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お孃さんは、
巴屋
(
ともゑや
)
の一人娘でせう。
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
巴
漢検準1級
部首:⼰
4画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“巴屋”で始まる語句
巴屋儀
巴屋三右衛門