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巴屋
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ともえや
ふりがな文庫
“
巴屋
(
ともえや
)” の例文
野幇間
(
のだいこ
)
を稼業のようにしている
巴屋
(
ともえや
)
七平は、血のような赤酒を
注
(
つ
)
がせて、少し
光沢
(
つや
)
のよくなった
額
(
ひたい
)
を、ピタピタと叩くのです。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
蟠「
家
(
うち
)
じゃア話が出来ないから、今に舎弟が帰るから亀井戸の
巴屋
(
ともえや
)
で一杯やって吉原へ
行
(
ゆ
)
こう」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
茶屋と
妓楼
(
ぎろう
)
の軒下を例の通り忍びやかに歩いて、
巴屋
(
ともえや
)
の前へ来ると立ち止まりました。そこで、彼が巴屋の
暖簾
(
のれん
)
を押分けて入ってしまったきり、出て来ないのは不思議です。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
年配の
巴屋
(
ともえや
)
五助が、采配を
執
(
と
)
ってお勢の家へ人を走らせたり、町役人に届けさせたり、一方家中の者の口を封じて、無制限に拡がって行く危険な噂の
伝播
(
でんぱ
)
を防ぎましたが
銭形平次捕物控:125 青い帯
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
向うから
前橋
(
まえばし
)
竪町
(
たつまち
)
の
商人
(
あきんど
)
が江戸へ商用で出て来て、其の晩
亀戸
(
かめいど
)
の
巴屋
(
ともえや
)
で友達と一緒に一杯飲んで、
折
(
おり
)
を下げていたが酔っているから振り落して仕舞って、
九五縄
(
くごなわ
)
ばかり提げ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「そうそう、広小路に
巴屋
(
ともえや
)
という飛んでもない大きな水茶屋が出来たことを知ってますか」
銭形平次捕物控:242 腰抜け彌八
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
又例の亀井戸の
巴屋
(
ともえや
)
で
緩
(
ゆっ
)
くり話を致しましょう
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
巴屋
(
ともえや
)
のお六よ、忘れたじゃ済まないでしょう。家は、大変な騒ぎ」
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「すると、お秀を殺す気になるのは、いい歳をしているくせに、お秀をなんとかしようと思っている
巴屋
(
ともえや
)
の五助と、お秀にひどく
弾
(
はじ
)
かれた菊次郎と、この二人のうちということになりはしませんか」
銭形平次捕物控:125 青い帯
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お嬢さんは、
巴屋
(
ともえや
)
の一人娘でしょう。
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
巴
漢検準1級
部首:⼰
4画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“巴屋”で始まる語句
巴屋儀
巴屋三右衛門