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岡場所
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おかばしょ
ふりがな文庫
“
岡場所
(
おかばしょ
)” の例文
岡場所
(
おかばしょ
)
の
情痴沙汰
(
じょうちざた
)
も、夜盗も、
強請
(
ゆすり
)
も、人殺しも、文政末期の世間には相変らず
瓦版
(
かわらばん
)
が賑わって、江戸の街はすこしも澄んで来たとは見えない。
鍋島甲斐守
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「新花屋! はてね、あそこはこのごろできた白首女の
岡場所
(
おかばしょ
)
だが、だんなのなじみがいるんですかい」
右門捕物帖:32 朱彫りの花嫁
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
翌年
独
(
ひとり
)
芳原
(
よしわら
)
の
小格子
(
こごうし
)
に遊び、三年を出でざるに、東廓南品、甲駅、板橋、凡そ府内の
岡場所
(
おかばしょ
)
にして知らざる処なきに至る。二十四歳海外に渡航するや五大洲各国の
娘子軍
(
じょうしぐん
)
と
※
(
げき
)
を
交
(
まじ
)
へ皆
抜羣
(
ばつくん
)
の功あり。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
岡場所
(
おかばしょ
)
……といっても。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“岡場所”の解説
岡場所(おかばしょ)は、江戸時代に江戸において、唯一幕府公認の遊女屋(女郎屋)を集めた遊廓である吉原に対して、それ以外の、非公認の私娼屋が集まった遊郭のことである。「岡」は「傍目」(おかめ)などと同じく「脇」「外」を表す言葉である(例:傍目八目)。
(出典:Wikipedia)
岡
常用漢字
小4
部首:⼭
8画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“岡”で始まる語句
岡
岡惚
岡持
岡焼
岡田
岡引
岡山
岡目八目
岡崎
岡谷