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山塞
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さんさい
ふりがな文庫
“
山塞
(
さんさい
)” の例文
その
山塞
(
さんさい
)
は、上から下までひびだらけでした。そのずれたわれ目から、大がらす小がらすがとびまわっていました。
雪の女王:七つのお話でできているおとぎ物語
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
四馬剣尺
(
しばけんじゃく
)
が、どっかと腰をかけた
頭目台
(
とうもくだい
)
の前へいって、この
山塞
(
さんさい
)
の番頭格の木戸が、うらみつらみをのべたてた。木戸は、よほど骨を折ったものと見える。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
あの
山塞
(
さんさい
)
をどうして脱出したろう、どうして生贄にならずに済んだろう、それともあれは何も彼も夢か。
其角と山賊と殿様
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
お筆とお兼を丹沢山の
山塞
(
さんさい
)
におくってやり、天魔太郎はあらためて妹の月子、泉田筑後の娘お千代、小僧の虎吉、野州の熊五郎をあつめて、これからさきの活動のことを相談しました。
幻術天魔太郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
馬賊達は、
山塞
(
さんさい
)
でさつそく、お祝ひの酒盛りを
夜更
(
よふ
)
けまで賑やかにやりました。
小熊秀雄全集-14:童話集
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
▼ もっと見る
辻俥
(
つじぐるま
)
の
蹴込
(
けこみ
)
へ、ドンと積んで、
山塞
(
さんさい
)
の中坂を乗下ろし、三崎
町
(
ちょう
)
の原を切って、水道橋から
壱岐殿坂
(
いきどのざか
)
へ、ありゃありゃと、
俥夫
(
くるまや
)
と矢声を合わせ、
切通
(
きりどおし
)
あたりになると、社中随一のハイカラで
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これ山窩の伝令法、瞬く間に
山塞
(
さんさい
)
まで、非常の知らせが達するだろう。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
しかし、さいわい、仙場甲二郎の
注進
(
ちゅうしん
)
によって、
山塞
(
さんさい
)
のなかは大騒ぎになった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「それ
山塞
(
さんさい
)
へ連れて行け!」「素的な獲物だ、素晴らしい土産だ!」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
山窩の
山塞
(
さんさい
)
へ案内しろ
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ごったがえす
山塞
(
さんさい
)
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
塞
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“山塞”で始まる語句
山塞者