“居眠(ゐねふ)” の例文
飮(のみ)代錢は拂ひたれども心氣の勞(つか)れにて思はず暫時(しばし)居眠(ゐねふ)り眼覺(めざめ)て後此所を立ち出で途中にて心付懷中を見し處に大事の財布(さいふ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
○さて幽霊は影(かげ)も見えず、源教(げんけう)は炉(ろ)に温(あたゝま)りて睡眠(ねふけ)をもよほし、居眠(ゐねふ)りしつゝ終(つひ)に倒れんとして目をひらきしに、お菊が幽霊(いうれい)何時(いつ)か来(きた)りて仏(ほとけ)に対(むか)ひ、まうけたる新薦(あらこも)の上に坐(すは)り頭(かしら)を低(たれ)てゐたり。