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尚更
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なおさ
ふりがな文庫
“
尚更
(
なおさ
)” の例文
私は
前
(
まえ
)
にも云う通り中津の士族で、
遂
(
つい
)
ぞ自分は知りはせぬが
少
(
ちい
)
さい時から
叔父
(
おじ
)
の家の養子になって居るから、その事を云うと、先生が
夫
(
そ
)
れなら
尚更
(
なおさ
)
ら
乃公
(
おれ
)
の家の養子になれ
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
私の生涯に
於
(
おい
)
て忘れられない人々であった。私が成長して物事がよりはっきりと、判断することが出来るようになればなるほど、これらの人達を
尚更
(
なおさ
)
ら
憶
(
おも
)
い起さずにいられない。
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
そういう私は
何
(
ど
)
うかというに、努めて加工的の警句を製し、会話や作の中へ織り込んで、鬼面人を
嚇
(
おど
)
そうとして、いつも
反対
(
あべこべ
)
に嚇されている、慨嘆すべき道化者なので、
尚更
(
なおさ
)
ら巧まない氏の警句には
小酒井不木氏スケッチ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
尚
常用漢字
中学
部首:⼩
8画
更
常用漢字
中学
部首:⽈
7画
“尚”で始まる語句
尚
尚侍
尚武
尚々
尚書
尚白
尚兵館
尚質
尚真
尚泰