小謡こうた)” の例文
されば、清洲の町人友閑ゆうかんをお招きなされて、常々、舞と小謡こうたを遊ばしておられるのをいつのまにか、この方も見様みよう真似まねで覚えてしもうたのだ。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小謡こうたを口に小名木川の橋を過ぎながら、ふと思いついたのが麻布あざぶ我善坊がぜんぼうの伯父隈井九郎右衛門くまいくろうえもんのこと。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ぬす小謡こうたというやつ。もう堪忍ならぬ」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)