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小浜
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おばま
ふりがな文庫
“
小浜
(
おばま
)” の例文
旧字:
小濱
否、更に熊本から海をわたつて、島原半島の
小浜
(
おばま
)
、雲仙岳あたりの温泉あたりまで行くことが出来るやうになるに相違なかつた。
女の温泉
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
お姉さんが一番最後に郵便局へいらしたのはいつ頃か? その点を聞きたいと父も私も二度ばかり、
小浜
(
おばま
)
の警察へ呼ばれました。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
私達は
樟
(
くす
)
林をぬけて
小浜
(
おばま
)
の方に
降
(
くだ
)
って行ったが、三々五々小浜の方から手分けして私達を探しながら
上
(
のぼ
)
って来る人々の捕虜となってしまった。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
友人の榊木敏君は、雲仙の西麓、
小浜
(
おばま
)
という海岸の村の人であった。それはいかにもあり得ることだと同君はいうのである。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
それというのも、日本一の称をもってなる
若狭
(
わかさ
)
小浜
(
おばま
)
の春秋のさばを主材としてつくられているからである。さばは若狭が第一、次に関西ものにかぎると言うのは、私の独断ばかりではない。
若狭春鯖のなれずし
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
▼ もっと見る
「た、大へんだア、お、
小浜
(
おばま
)
の旦那がオッ
死
(
ち
)
んでるだア」
青服の男
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
が、私が
小浜
(
おばま
)
から大野木村を過ぎて、東水の尾から四里の山越えをして来たと聞くと、何ともいえぬ好奇の眼を輝かせました。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
若狭の八百比丘尼は本国
小浜
(
おばま
)
の或る神社の中に、
玉椿
(
たまつばき
)
の花を手に持った木像を安置しているのみではない。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
この前雲仙に
上
(
のぼ
)
った時は、
茂木
(
もぎ
)
から、船で
小浜
(
おばま
)
に渡っているので、今度はわざと陸行を選んだのである。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
景色のいい
千々石
(
ちぢわ
)
湾の海岸をバスに揺られて
小浜
(
おばま
)
、
諫早
(
いさはや
)
へ出て帰るつもりで
計画
(
スケジュール
)
を立てていたのです。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
ここから
小浜
(
おばま
)
までの間は好風景の連続で、わけても
富津
(
とみつ
)
の真上から、その小さい
築港
(
ちくこう
)
と、港の鼻に突き出している弁天崎の遊園地を
見下
(
みおろ
)
した景色は
宝石
(
ゼム
)
のような
纏
(
まと
)
まった美しさを持つ。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
浜
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“小浜”で始まる語句
小浜町
小浜道
小浜太夫
小浜縮緬