みちびか)” の例文
御両方おふたかた無言にて頷きたまえば、再び矢島にみちびかれ、門を出でて三拝せしが、見送る人眼のあらずなれば、ニヤニヤと笑うて、ペロリと舌。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
婦人作家の歴史にしろ、何かのきっかけでふとよみついた人が、ずーっとみちびかれて明治というものを今日にまでいつしか見わたすところに出てくるという風なかきかた。