“嚮導者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうどうしゃ66.7%
きやうだうしや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍の嚮導者きょうどうしゃたることを志すものがあり、あるいは徳川幕府より僧侶そうりょに与えた宗門権の破棄と神葬復礼との方向に突き進むものがあって
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
また嚮導者きょうどうしゃとしては欠乏を持っている。そしてそのあらゆる満足はただ欲情を満たすことである。彼らは恐ろしく貪慾どんよくである。
然れども彼れは一党派の首領のみ、国民の嚮導者きやうだうしやには非る也。何となれば、彼れは其一身に於て日本国民が要求するすべての者を代表せざれば也。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
いづれの時代にも預言者あり、大預言者あり、小預言者あり、其宗教に、其思想に、彼等は代表者となり、嚮導者きやうだうしやとなるなり、彼等は己れの「時」を代表すると共に
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)