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寺詣
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てらまい
ふりがな文庫
“
寺詣
(
てらまい
)” の例文
御彼岸
(
おひがん
)
にお
寺詣
(
てらまい
)
りをして偶然
方丈
(
ほうじょう
)
で
牡丹餅
(
ぼたもち
)
の御馳走になるような者だ。金田君はどんな事を客人に依頼するかなと、椽の下から耳を澄して聞いている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私は牛込には先祖の寺があるから時々
寺詣
(
てらまい
)
りには行く。そのほかどこで出会わぬとも言わぬ。会ったら悪い顔をしないで、普通に挨拶くらいは互にしよう。
雪の日
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
親たちはたいていズズダマと
謂
(
い
)
っていたようだが、私などは
寺詣
(
てらまい
)
りの
爺媼
(
じじばば
)
の手首に
掛
(
か
)
ける
数珠
(
じゅず
)
と同じものと思って、みなはっきりとジュズダマと呼んでいた。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
そうしてからまた、
明後日
(
あさって
)
のお
寺詣
(
てらまい
)
りに着て行く、自分の襦袢の襟をつけにかかった。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
牛込の奥に
菩提寺
(
ぼだいじ
)
があるんですから、きっとお
寺詣
(
てらまい
)
りにでも行ったんでしょうが、変なものですねえ。
雪の日
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
▼ もっと見る
すると、そこへ女の母親が、
寺詣
(
てらまい
)
りでもするらしい
巾着
(
きんちゃく
)
をさげて入って来た。
狂乱
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
詣
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“寺”で始まる語句
寺
寺院
寺内
寺泊
寺中
寺男
寺町
寺島
寺門静軒
寺奴